More Maniac
(ライカマニア曰く「世界には2種類のカメラしか存在しない。それはライカとそれ以外のカメラだ」Macユーザーしかり・・)

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5 Nov.2001 / DViCO Momobay CX-1
本体背面本体と皮ケース
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FireWire接続だけではなく、USB接続でもバスパワーで作動する外付けハードディスクケース、Dvico社製Momobay CX-1を国内発売と同時に購入(ゲートオンラインショップで¥14,800-)。HDは、2.5インチ9.5mm厚サイズが納まる。
サイズは75X14.3X127.6mm185g(HD含む)と、このジャンル最小クラスと同等。特に収納HDを9.5mmに抑えたことで薄さはかなりのもの。

Mac本体との接続方法は、次の3種類(いずれもバスパワー駆動)が本体背面のスイッチで選択可能。
1.FireWire6-6ピンコードによるデータも駆動パワーもFireWire経由
2.FireWire6-4ピンコード&USBミニコードによるデータはFireWire、駆動パワーはUSB経由
3.USBミニコードによるデータも駆動パワーもUSB経由
但し、PowerBook400 or 500(Pismo)+OS9.1の環境の場合、FireWire接続ではOS標準ドライバで認識されず、バンドルのB's Crew miniをインストールする必要がある(OS9.2.1では標準ドライバでOK)。

本体背面には、左側からFireWire6ピンコネクタ、FireWire4ピンコネクタ、インターフェース切り替えスイッチ、USBミニコネクタと並んでいる(写真左)。製品には、なかなか渋いグレーの本皮製の収納ケースが付属している(写真右)が、かなり重厚な造りで、これに収納するとせっかくの本体の薄さが半減してしまうのが惜しい。また、USBミニコードは40cm程と手ごろなものが付属しているが、FireWire6-6ピンコードは120cmもあり、コンパクトな本体と携行するにはちょっと不釣り合いのような気も・・・

ExpressPro-Tools2.5.1によるベンチマークテスト(Max transfer=8MB)結果は、
Read:Peak25.32Mb/s、Sust'd17.92MB/s
Write:Peak16.87MB/s、Sust'd16.83Mb/s
テストは、IBM TravelStar30GB(IC25N030ATDA04)を収納しFireWire6-6ピンコード接続、PowerBook500(Pismo)+OS9.2.1(FireWire2.8)の環境


17 Nov. 2001 / FCP牛を捕獲
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Mac OS用DTV(デスクトップビデオ)ソフトのFinal Cut Pro2を起ち上げたまま放置すると、そのタイムラインウインドゥに牛あるいはヤクのような動物が現れ、草を食べながら、ブツクサと英語の台詞をつぶやくとの情報をFinalCutPro UnOfficialサイトでキャッチ。
動物写真を生業とする身の上、「これは是非とも撮影しなければ!」と挑戦すること3度。やっと、撮影(捕獲)に成功!!

何しろ、Final Cut Proを起ち上げたまま、何も操作(マウスさえ動かしてはいけない!)しない状態で数10時間経過すると現れるという、とんでもない珍獣、希少動物、あるいは天然記念物。最初の挑戦では、48時間目に「ソフトウェアアップデート」が自動的に起動してしまい挫折・・・。2回目の挑戦では、これまた知らぬ間にSherlockの索引製作機能が起動していたらしく、80時間程しても確認できず・・・そして、3回目の挑戦ではこれらの機能をすべてOFFにして待つこと25時間30分余、やっと幻の被写体に遭遇することが出来た。実存の野生動物の撮影でもこれほど苦労した経験はないというのに・・・?

英語の台詞の種類はかなりの数(恐らく30〜50は)があるようで、すべての意味を解読するのには、さらに時間が必要。

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18 Nov.2001 / FCPヤク追加情報
信頼出来る情報筋によれば、この動物は、ウシ科のヤクの仲間であるという。これは、台詞の中でも自ら"Yak"と名乗っていることからも確認出来た。 台詞は10秒毎に変わり、合計68種もあることが判明。従って、すべての台詞が表示されるまでに15分20秒余も掛かる。

このヤクが登場するときは、まずタイムライン上に草が生える。そして、タイムラインの右端からトコトコとフレームインする。そして、延々と草を食べながら、英語の台詞を呟き続ける。しかし、途中でマウスやキーボードに触れた途端、一瞬、眼を剥いてこちらを凝視した後、とても慌てた様子でトコトコと走って右端にフレームアウトする。ここらは言葉で説明するのが難しいが、とてもユーモラスな雰囲気が漂っている。

関係者によると、このヤクは3年前に発売されたバージョン1にも生息していたという。何故、これまで話題にならなかったのか、英語版も含めて謎だ・・・

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24 Nov.2001 / FCPヤク全台詞
ヤクの名前は「ブルース」と、最後から2番目に表示される台詞で、自ら名乗っている。
その他、68種類のすべての台詞をビデオ撮影画面より起こしてみた。恐らく、かなりのスペルミスを含んでいると思われるが、興味のある方はこちらへ>FCPヤク全台詞
その内容は、かなりマニアックというか、関係者にしか解らないようなジョークが多いので、すべてを完全に理解するのは難しそうだ・・・
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登場 驚いた瞬間 慌てて消え去る
13 Feb. 2002 / FCPヤク ver.3全台詞
バージョンアップされたFCP3にも、これまで同様ヤクのブルースの生息が確認された。その姿や登場の仕方、慌てて消え去る様子、台詞のつぶやき方などに前バージョンと変化は認められない。
しかし、これまでの68種類の台詞から計76種類へと8種類増えている。また、1箇所、台詞の順番が入れ替えられたところがある。さらに、ver.2.0.2とほぼ同じ台詞ながら、最後の語が繰り返されているものもある。
前バージョン時点で掲載した全台詞には、スペルミスも多かったが、今回はほぼ完璧と思われる台詞を前バージョンとの比較も含めて掲載した>FCPヤク全台詞
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19 Feb. 2002 / FCPヤク全台詞各バージョン比較
Mac DTV.comのメーリングリストに参加されている方々から、FCPヤク、ブルースを簡単に出現させるショートカットのヒントを頂いた。試行錯誤することのべ数時間、FCP各バージョン(1.2.5/2.0.2/3)でのショートカットを見つけることに成功した。ブルースの出現する場所、逃げ出す切っ掛けなどに若干の違いはあるようだが、24時間以上待った場合とほぼ同じ状況が再現出来る。
これまでより容易に呼び出せることを利用して、これまでのメジャーバージョン間での全台詞の比較をまとめてみた>FCPヤク全台詞。ver.1.2.5では台詞の種類が60。ver.2.0.2では68。ver.3では76とメジャーバージョンアップ毎に8種類ずつ増えている。ということは、将来ver.4がリリースされたときは84種類となりそうだ。恐らく、マイナーアップバージョンでは、変更はないものと思われる。また、これまで掲載していた台詞の順番(どの台詞から表示されるか)に誤りがあったので、今回で訂正してある。

※残念ながら、「Final Cut Pro 4の中にはブルースは生息していない」とヘビーユーザーの方からご報告があった・・・


27 Mar. 2002 / EPSON PM-4000PX

EPSON PM-4000PX(ロール紙オートカッター装着)
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EPSONから新機能搭載のA3ノビ対応インクジェットプリンタがようやく発売され、発売と同時に購入した。ここ1年余り、新機能を搭載した機種はA4サイズに限られていたので、待望の新機種と言える。

最大の改良点は、新開発の顔料インクの採用だ。顔料インクでありながら、染料インクに負けない発色の鮮やかさ、実際にプリントした際の滑らかな仕上がりなどがパンフレットなどでも強調されている。まだ、本格的に大型サイズのプリントは製作していなが、L判や図版の混在したA4サイズプリントでもその美しさは充分に感じられる。また、これはすぐには判らないポイントだが、顔料インクだけに退色性にも期待できそうだ。

しかし、問題点がないわけではない。まず、インクが染料系から顔料系に変更されたため、専用ペーパーがMC系のものか、MC系PM系共通のものでなければならなくなった。この点、純正紙は両系統の共通化が進められているので、今後混乱も軽減されると思う。さらに、購入後気付いたのだが、これまでの PMシリーズのように、アイロンプリント用紙、OHP用紙、バックライトフィルム紙には対応していない。PM-3300c、PMー3500cの後の PM-4000PXなのだから、当然後継機種と捉えていたのだが、ここらの機能が未対応では、前機種を手放すことが出来ずに困っている。早急に対応して貰いたいものだ。そもそも、顔料系インクを採用しながら、MCシリーズではなくPMシリーズとしてのネーミングをしたところに、混同の原因があると思うのだが…。
また、静音設計も唱わている。確かに、基本的な動作音は低く押さえられているが、ときどきインクヘッドが戻るときの音が耳障りに感じられることもある。この点がやや残念だ。

ファーストインプレッションで、いきなりクレームが多くなってしまったが、私の仕事上最も期待している超写真画質に関しては、紛れもなくこれまでとは異なったクオリティを達成している。これからの活躍が楽しみだ。


25 Apr. 2002 / EIZO i-Switch UP2

EIZO i-Switch UP2本体とリモートスイッチ
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これまで、2台のデスクトップ型PowerMacintoshを1台のモニタで使用してきた。モニタ切り替え器を使用することでモニタは1台で済むが、キーボードとマウスは2基ずつ必要で、デスク上のかなりの面積を占有していた。

今回、EIZO(ナナオ)から発売されたi-Switch UP2は、2台のパソコンを1基のモニタとキーボード・マウスで使用出来るようにする切り替え器。つまり、デスク上のスペースをキーボードとマウス1基ずつ分広く使えることになる。さらに、切り替えはリモートスイッチでも可能なので、本体はキーボードから離れた位置にも設置可能となっている。パソコン本体はMacintoshでもDOS/Vでも、キーボードとマウスもUSBでもシリアルタイプでも、それらが混在していても対応可能となっている。また、8個のディップスイッチで、より細かな設定変更が出来る。

これで、2台のデスクトップ機を使用する環境がかなり快適になったが、デメリットも生じてしまった。これまで、シリアル接続タイプのペンタブレットをiMate(シリアル→USBアダプタ)を介して接続していた。しかし、i-SwitchとiMateを併用すると、切り替え時に「タイプ2エラー」が頻発して、事実上使用不可能だった。そのために、ペンタブレットをUSBタイプ(WACOM Intuos2 i620)への買い替えを余儀無くされた。ところで、このUSBタイプも、これまでのシリアルタイプと同様バスパワー駆動なのだが、供給電流の関係で、Mac本体のUSBポートに直接接続しなければならない。この点、キーボードのUSB(あるいはシリアル)ポートへの接続で使用可能だったこれまでとは異なり、やや不便になった。

その他のUSB周辺機器との相性は、DTV用ジョグシャトルContour ShuttlePRO、USB接続モデムCyQ've FMU-56K、USB FDユニットLogitec LFD-31UI、およびEPSON PM-4000PXや同GT-9700FとのUSB接続でも、何も問題はない。

販売価格は、EIZOからのダイレクト販売で¥29.800-(税別)。単純なモニタ切り替え器に比べると数倍の価格だが、この機能を考えると決して高い印象はない。それに、リモートスイッチの他に、モニターケーブル、USBケーブル、シリアルケーブルが各2本ずつ付属してくるので、ほとんどの場合、これ以上付属品を買い足す必要はない。また、ダイレクト販売を申し込んだところ、まず10日間の試用のために製品の貸し出しを送料無料で行ってくれた。これで問題なければ、そのまま購入、問題があれば返品という、なかなか良心的なシステムであった。


2002.Nov.9/EPSON GT-9800F

EPSON GT-9800F
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GT-9800F(左)とGT-9700F(右)
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フラットベットスキャナーをこれまでのEPSON GT-9700Fから後継機種の同GT-9800Fに買い換えた。主な変更点は、光学最高解像度が2400dpiから3200dpiに25%アップしたことだ。また、ボディカラーは、これまでのアイボリーからシルバーメタリックに変更されているが、基本デザインに変わりはない。さらに、操作ドライバがこれまでのEPSON TWAIN5からオリジナルのEPSON Scan GT-9800Fに変更されている。

パソコン本体とはFireWireとUSBの何れでも接続可能で、透過原稿装置標準装備、35mmから4X5inchまでスキャニング出来る基本機能は前機種GT-9700Fと変わらないが、付属するフィルムキャリアがこれまでよりもしっかりした造りに変更されている。特に、ブローニーサイズと4X5inch兼用キャリアは、これまでのゲートにフィルムを通す方式から、開閉式の蓋で挟む方式に変更され大型フィルム特有のカーリングに対してもよりよい状態でスキャン可能となっている。

最も気になる最高光学解像度のアップだが、GT-9700Fと簡単な比較テストをしてみた。同じ4X5inchポジフィルムの一部を、それぞれ光学最高解像度にセットし、それ以外は同一の条件でスキャニングしたものが上の写真2点である。同じサイズで表示し比較するために、GT-9700Fの画像は最終的に解像度を水増ししてある。大きな差はないが、明らかに全体にGT-9800Fのほうがシャープで、特に植物の葉の表面のディテールがより出ている。但し、4X5inchポジをノートリミングで最高光学解像度の3200dpi(24bit)でスキャニングすると、ファイルサイズが800MBを超えてしまい、A1サイズ(841X594mm)のプリントを480dpiに設定した場合の約500MBよりも大きくなり、果たして実用的なのだろうかとも感じてしまう。

操作ドライバも変更され、これまでのEPSON TWAIN5よりも操作画面のデザインがすっきりして、操作も楽になったように感じる。スキャニング速度は、厳密に比較テストしていないが、やや早くなったようだ。

前機種のGT-9700Fでも同様のトラブルが生じたが、4X5inchフィルムをスキャニングした場合、ときどき画面中央の縦方向に何ピクセルにも渡って、鮮やかな偽色が発生してしまうことがあった。この場合、最初からスキャニングをやり直さなければならないので、かなりの時間が無駄となる。早急に改善してもらいたい点である。また、CD-ROMからのソフトのインストールで、操作ドライバとマニュアルのみをインストールし、その他のオプンションソフトをインストールしなかったところ、パソコンを起ち上げる度に、「ディスクを入れ替えてください」というアラートが表示されてしまうようになり、煩わしい。

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