南島漂流記
2006年8月前
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フウリンブッソウゲ
Ricoh Caplio R4
2006.8.11

 数あるハイビスカスの品種の中でも、一番好きなのがこのフウリンブッソウゲです。この花にアゲハチョウなどがやって来ていると本当に絵になります。
 そんな夢のような光景が目の前に展開されていました。数10個のフウリンブッソウゲに入れ替わり立ち替わりシロオビアゲハが吸蜜に訪れています。そこで、カメラを片手に近づくと、いつの間にか姿が見えなくなってしまうのです。近づくと同時に蜘蛛の子散らすようにならば解るのですが、数枚のシャッターを切るうちに、気付いたらいなくなっているという感じです。最初は偶然のタイミングかと思ったのですが、何度繰り返しても同じことです。と言う訳で、花だけの写真となってしまいました・・・

2006.8.10

 午前中のコノハチョウに続いて、午後は渓流沿いの林道でトンボ探しに時間を充てました。山原(やんばる=沖縄本島北部)での渓流性のトンボの代表種と言えば、リュウキュウハグロトンボ、リュウキュウトゲオトンボ、そしてこのリュウキュウルリモントンボの3種でしょう。
 このうちリュウキュウトゲオトンボは、7月まででほとんど姿を消してしまいます。リュウキュウハグロトンボは、相変わらずたくさん姿を見掛けるのですが、今年はリュウキュウルリモントンボとの相性があまりよくありません。
 今日もたくさんのリュウキュウハグロトンボと季節外れのリュウキュウトゲオトンボには出逢えましたが、リュウキュウルリモントンボは縁がないようです。ところが、季節外れのリュウキュウトゲオトンボを撮影していると、何処からともなくやっと1匹が姿を現しました。撮影することは叶いましたが、こうまで苦労するのは、単なる運だけの問題でしょうか?あるいは、生息環境の悪化の影響でなければよいのですが。


リュウキュウルリモントンボ
Ricoh Caplio R4


コノハチョウ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
2006.8.10

 昨日から山原(やんばる=沖縄本島北部)に来ています。昨日は、台風8号の影響があったのですが、運良くヤンバルクイナにも出逢えました。そして今日の午前中は、久しぶりにコノハチョウを探してみました。
 道路沿いのシークワーサー(ミカン)の木に何頭かのコノハチョウが見られましたが、そのうち1頭は今朝羽化したばかり思われるような新鮮な個体でした。
 この新鮮なコノハチョウの姿をカメラに収めながら、ふと一昨年のことを思い出しました。コノハチョウの代表的な食草のセイタカスズムシソウが8〜10年周期ですべて枯れてしまうのです。翌年にコノハチョウの本の出版を控えていたのですが、結局1カットも新しい写真を撮影することが出来なかったのです。昨年はその影響が残り、コノハチョウの少ない状況が続いていましたが、今年になってやっとそこから抜け出せたようです。

2006.8.9

 昼食に古い民家を改装した店に立ち寄りました。沖縄特有の赤瓦屋なのですが、屋根裏から見る機会はあまりありません。天井板がなく、瓦の裏側が直接見えるのが不思議な感じです。
 度々強い台風が襲来する沖縄で、このような構造で雨漏りもせずに、瓦も吹き飛ばされないのが信じられないような造りです。しかし、これが永年の生活の知恵の結晶なのでしょう。それぞれの環境に置かれた生物が、それに適応進化するのと同じように、南国の厳しい陽射しと台風に対する適応の形態なのでしょう。


赤瓦屋根裏
Ricoh Caplio R4


クマゼミ
Ricoh Caplio R4
2006.8.7

 翅(はね)のないクマゼミと言えば、このような状況を見ました。左右とも長い前翅がなく、短い後翅だけなのです。最初は生きているかと思いましたが、この姿で死んだまま幹に静止していました。
 いろいろと想像を巡らせてみましたが、どのような状況でこのような状態になったのか、全く解りません。鳥などの捕食者に因るものでしょうか?あるいは、羽化の失敗などが原因でしょうか?不思議なことです。

2006.8.7

 虫の眼レンズを装着した業務用大型ハイビジョンカメラを抱えて、クマゼミの撮影を試みました。午前中は騒々しく鳴いているクマゼミも、午後になるとホルトノキやセンダンに集まって一心に吸汁しています。
 かと言って警戒心がない訳ではなく、もうあと一歩のところで逃げられることの連続です。しかも質が悪いのは、1匹が逃げると周りのセミまで連動して飛び立ってしまうことです。
 それでも、中には全く我関せずといったふうに、一心に吸汁を続けている個体もいます。もうレンズ先端が触れるのではないかと思うくらいに広角側で正面から接近して撮影したのクマゼミです。翅(はね)がほとんど見えずにセミらしくないかもしれませんね。


クマゼミ
Ricoh Caplio R4


シュリマイマイ?
Ricoh Caplio500Gwide Wide-conversion Lens
2006.8.5

 炎天下のアスファルトの上を大型のカタツムリが移動していました。直前にスコールでもあったのなら解りますますが、なんでこんな条件の下で活動しているのでしょか?乾涸びないかちょっと心配です。
 生き物相手の撮影をする上で、それぞれの種の生態を知り、それを撮影の参考にすることは重要ですが、ときにこのような予想もしない状況に遭遇することもあります。このような気まぐれな個体が、撮影の妨げになることもあれば、逆に役立ってくれることもあります。このようなことが、生き物を相手にして面白い部分でもあるのです。

2006.8.4

 クワズイモの葉の上でキリギリス科の幼虫を見つけました。サイズは結構な大きさがあります。直感的にタイワンクツワムシを思い浮かべたのですが、似ている部分とそうでない部分があるのです。
 顔の造りや長い後脚はタイワンクツワムシのように思われますが、どうも胴体の感じが違います。模様というか質感に違和感があります。さらに、このサイズの幼虫であれば、既に小さな翅が見えてくるはずなのに、それも見当たりません。さて、タイワンクツワムシなのでしょうか?あるいは、別の昆虫なのでしょうか?



Ricoh Caplio R4


ヤンバルクイナ
Ricoh Caplio R4 Speedlight
2006.8.2

 昼寝をして夜に備えた甲斐あって、一晩に3羽のヤンバルクイナに遇えました。生息数の減ってしまった最近では、一晩中探しまわっても、1羽にも出会えないことも少なくありませんから、久しぶりの出来事です。
 さらに、リュウキュウアカショウビン、カワセミ、リュウキュウオオコノハズクなどの夜の姿にも遭遇出来ました。ほとんどが昼行性の鳥なので、なかなか興味深い状況が見られました。
 3羽のヤンバルクイナのうち、2羽は成鳥、残り1羽は今年生まれたと思われる若鳥でした。このうちの成鳥はどちらも近い枝にとまっていたので、コンパクトデジカメでも、このようにアップで撮影することが出来ました。ただ、風の強い晩だったので、脚を縮めてあまりよいポーズでなかったのが残念でした。

2006.8.2

 最初は、神経質で近づこうとするとすぐに逃げてしまうハネビロトンボでしたが、次第に慣れてきたのか、接近を許してくれるようになりました。
 そこで撮影してみたのが、真下からのアングル。尾端と翅(はね)の両端が切れてしまいました。これ以上、カメラ位置を下げるのには枝が邪魔していたので、もっと広い画角の得られる機種を使うべきだったでしょうね。それでも、日常的なアングルから得られる映像と比べると、新鮮に思われます。これを虫の眼レンズで撮るとどんな印象の映像になったでしょうか。


ハネビロトンボ
Ricoh Caplio R4


ハネビロトンボ
Ricoh Caplio R4
2006.8.2

 今日は、早朝からTV番組の収録で、山原(やんばる=沖縄本島)にやって来ました。収録自体は午前中で終了したので、準備でほとんど寝ていないこともあり、暑い日中は山の中で昼寝に充てまることにしました。
 夕方に目が覚め、近くを散歩しながら夜の撮影のウォーミングアップをしました。そこには、数匹のハネビロトンボが占有行動をしていました。夕方の逆光気味の斜光に浮かび上がったその姿は、グリーンをバックにいつもより美しく感じられました。

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