南島漂流記
2006年3月前
>戻る


ユウレイセセリ
NikonD200 Insecteye-LensIVca Speedlight
2006.3.15

 このところ、ほぼシステム上変化のなかった虫の眼レンズですが、最近拡大系レンズに24mmがよいという情報があり、早速入手しテストしてみました。
 これまでは、2種類の20mmレンズを使っていたのですが、やはり今回の24mmのほうがシャープに感じられます。但し、すべてで勝っている訳でもないようです。画面中心部のシャープさは、これまでで最高だと思われますが、周辺部やピントの外れた場所では色収差(色ズレ)が目立ちます。これでまた1ステップ進化した虫の眼レンズですが、まだまだ改良の余地は残されているようです。

2006.3.14

 毎年のことですが、期日ギリギリの今日、確定申告をやっと済ませてきました。何とか最終日だけは避けようと思い、2日間の徹夜となり、昨日はこの「南島漂流記」もサボってしまいました。昨日も撮影は試みたのですが、またまた冬に逆戻りした雨混じりの強い北風に阻まれてしまったのです。
 今日は陽射しが覗いたものの、気温は低く絶好の撮影条件ではありません。それでも、昨日よりもはるかに目に付く昆虫の姿に、寝不足の虫の眼レンズを向けてみました。
 釣り鐘型の花は、最近めっきり少なくなったサイヨウシャジン。その花に強く執着していたハナアブの種名は、残念ながら判りません。地上から空を見上げるようなアングルで撮影してみましたが、面白い雌しべの形をしていますね。



ハナアブの一種
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight


ハチの一種?
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
2006.3.12

 先日からヒメキランソウの咲いている場所で、必ずと言ってよいくらい見掛ける昆虫がいます。背面から見ると、黒い翅(はね)と頭部に対して、オレンジ色の前胸背が目立つので、メスアカケバエの近縁種だと思っていたのです。
 しかし、体長3〜4mmと小さい上に、なかなか神経質で近寄らせてくれませんし、そう数が多いという訳でもありません。やっとある程度の大きさで撮影出来た画像をパソコンのモニタで拡大して見てみると、翅と頭部以外はすべてオレンジ色で、どうもハエには見えません。ハチのなかまのように見えます。果たして、種名の付いている昆虫なのでしょうか?

2006.3.11

 大好きな花のひとつ、ヒメキランソウが満開を迎えています。花には、小型のハチやアブ、ハエなどがやって来ますが、どれもかなり神経質で虫の眼レンズでは、なかなか近づかせてくれません。
 やって来る昆虫が多ければ、それを狙う捕食者も当然います。雄しべの近くで待ち伏せをしているのは、トガリシロスジグモの幼体でしょうか?ヒメキランソウのひとつひとつの花は小さく1cmもありませんから、このクモの体長は2mm前後でしょうか?
 ヒメキランソウは、遠くから見ると、とても目を引く色彩を放っているのですが、それをアップで撮影するとあまり魅力的な花には見えません。ところが、虫の眼レンズでここまで接近して撮影すると、これはまたなかなか不思議な花に見えてきてきます。


トガリシロスジグモ幼体?
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight


キクヅキコモリグモ
Ricoh GR Digital
2006.3.10

 夏のような空の下で、いつもの撮影地の小さな池には、たくさんのキクヅキコモリグモが見られました。盛んに動き回っているのは、餌を探しているのに違いありません。しかし、今日は全く捕食に成功した個体は確認出来ませんでした。
 しばらく観察していましたが、目の前を小さな昆虫が移動しても、ほとんど反応しません。前回は、小型のハエを捕食しているのを確認しましたが、かなり餌の好みにはうるさいクモなのでしょうか?それとも、捕食のタイミングが合わないだけなのでしょうか?不思議です。
※当初、ハシリグモの一種としていましたが、その後種が特定出来ました。

2006.3.10

 4日ぶりに戻った沖縄は、まるで夏のような天気です。午後、那覇まで出掛けましたが、ビルの背後の雲は完全に夏ですね。
 被写体に不自由しない季節がやって来ました!と言いたいところですが、その前に確定申告という難物が控えているのです・・・


夏空
Ricoh Caplio R3


ミモザの花
NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED
2006.3.8

 このところのポカポカ陽気で、東京の実家のミモザの花がついに開き始めました。冬の寒い時期から、蕾には花の色が見えていましたが、やはり花になると一層鮮やかに感じられます。
 この黄色な小さなフサフサした花の塊を見ていると、沖縄によく植えられているソウシジュの花を思い出します。さて、束の間の東京も終わり、また沖縄の生活に戻ります。

2006.3.7

 ほんの一時の東京滞在です。昨日のナレーション録音のために急遽上京したのですが、確定申告の期日などが控えているためにゆっくりする余裕がありません。
 昨日は、ちょうど春一番と啓蟄が重なり、東京も春めいてきました。実家の庭では白梅が満開です。紅梅のほうは開花目前といった状況です。しかし、残念なことに、ちょうどこの2本の梅の間に植えられているロウバイは、今年は咲かずに終わりそうな気配です。昨秋、剪定し過ぎたのが原因でしょうか。


紅梅と白梅
Ricoh GR Digital/NikonD200 VR Nikkor18-200/3.5-5.6ED


ナレーション録音
Ricoh GR Digital
2006.3.6

 今日は、昨年一年間掛けて撮影してきた、西表島、八重山諸島のビデオ作品の編集の最終段階、ナレーション録音を行いました。ほぼ半日掛かりの作業でしたが、これで山場を越えたような気がします。
 映像自体は自分自身の専門の世界なので、編集作業もイメージが湧きますが、この音声の世界は全くの素人で、なかなか事前にイメージ出来ません。しかし、目の前で私の撮影した映像にプロのナレーションが被さってくると、俄然本物らしく感じられるのですから、不思議なものです。

2006.3.5

 今日も快晴の一日です。陽気のよい日が続くと、昆虫の姿も増えてきます。そして、その昆虫を餌にしているクモの活動も活発になります。
 ナンゴクデンジソウに覆われた小さな池には、このキクヅキコモリグモがたくさんいます。しかし、先日までは獲物を捕獲した状態を見た試しがありませんでした。ところが、今日は同時に3個体も餌をものにしていました。こんな出来事からも春間近なことが感じられます。
※当初、ハシリグモの一種としていましたが、その後種名が判明しました。


キクヅキコモリグモ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight


ルリハコベ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
2006.3.4

 このところ、至る所でルリハコベの花が見られます。元々、好きな花なので、毎年春先にはレンズを向けています。
 今年は、ほぼ完成の域に達した虫の眼レンズで撮影してみました。直径がせいぜい5mm程度の小さな花ですが、何処か巨大な花のようにも見えます。
 ルリハコベは一箇所に固まって咲いていることが多いのですが、不思議な程、虫がやって来ません。ルリハコベはその昔、魚毒に使っていたそうですが、その毒のためでしょうか?しかし、そのためならば、何故花を着ける必要があるのでしょうか?虫のやって来ない理由が気になります。

2006.3.4

 今日も昨日に続いて、暖かな一日でした。そこで、以前悲惨な成績に終わった虫の眼レンズによるミツバチの飛翔撮影に再挑戦しました。
 コスモスの花壇には引っ切りなしにミツバチが訪れます。しかし、このような状況というのは、一見撮影が容易なようでいて、却って目移りしてしまうものです。たくさんいるミツバチの中から、体色の奇麗で、かつ性格的にあまりせっかちでない個体を探し出します。そして、その個体をなるべく驚かさずに追い掛けるのです。
 その結果、花から飛び立つ瞬間のミツバチを撮影することが出来ました。もっとも、この大きさだから見られるクオリティなのですが。


セイヨウミツバチ
NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight


アオモンイトトンボ未成熟雌?
Ricoh Caplio R3

NikonD200 Insecteye-LensIVba Speedlight
2006.3.3

 一昨日、昨日と寒の戻りで撮影には向かない気候でした。そして今日はまた、三寒四温の「温」に当たり、絶好の撮影日和となりました。
 いろいろと撮影しましたが、夕方の逆光に照らし出されたアオモンイトトンボの未成熟雌が印象的でした。
 まずは虫の眼レンズで撮影した後、オーソドックスな中望遠域の自然光でも撮影してみました。虫の眼レンズは、一眼レフでストロボも併用し、135mm相当の中望遠撮影のほうは、コンパクトデジカメを使っています。
 どちらもそれなりに味わいがあると思うのですが、どちらがよいと感じるかはそれぞれの好みでしょう。虫の眼レンズによる映像は、刺激的で病み付きになる人が多いようです。しかし一方で、あまり好みでない人もいるようです。
 このところ、テスト撮影も兼ねて、虫の眼レンズの登場頻度が多くなっていますが、決して虫の眼レンズで撮影すること自体が目的にならないようにと考えています。あくまでも、交換レンズの1本であり、この映像に適した被写体と背景のときに抜きたい宝刀なのです。

2006.3.2

 今日も寒い一日です。2月28日にここで紹介したアメバチの繭から成虫が羽化しました。いつ羽化するかもしれないので、容器にいれなければと思っていたのですが、まだそのままだったのです。今朝、歯を磨きながらなんとなく予感がして、玄関に置いてあった繭を見に行くと、羽化直後の成虫が繭のすぐ横にとまっているではありあませんか!
 慌てて、カメラを手に取り、数カットシャッターを押しました。次に、何か植物にとまらせて撮ろうと思った途端に、動き出しました。そして、急に飛び立ったのです。直ぐに壁面にとまったので、何とかフィルムケースに収めることが出来ましたが、危うく逃がしてしまうところでした。
 その後、琉球大学に届け同定を依頼してきましたが、沖縄の小型のハチ類はあまり分類が進んでいないので、恐らく判らないと思います。きっと本土との共通種でもないでしょう。


アメバチの一種
NikonD200 Original Zoom Macro N281 Speedlight


リュウキュウバライチゴ
Ricoh Caplio R3 Speedlight
2006.3.1

 三寒四温とはよく言ったものです。昨日の陽気から、もうこのまま春に突き進むものだと思い込んでしまいました。ところが、今日は朝から強い北風と本降りの雨。一日にして、また冬に逆戻りです。
 きっと、春を感じて活動を始めた昆虫たちも、戸惑っていることでしょう。吹き荒れる風雨の中、事務所の裏でリュウキュウバライチゴの実が色づき始めているのに気付きました。つい先日まで、白い花ばかりだったのが、こんな不安定な天気の中でも、着実に季節は前に進んでいるようです。

>戻る