南島漂流記
2005年10月前
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2005.10.15

 午前中の講演会に続いて、午後は石垣市郊外のバンナ公園で、自然観察会がありました。生憎、台風の余波で風が強く、ときおり雨も落ちてくるなど、恵まれた条件ではなく、果たして昆虫たちが姿を見せてくれるか心配しながらのスタートでした。
 しかし、2時間程の散策の間に、信じられない程の昆虫を観察することが出来、嬉しい誤算となりました。中には、午前中の講演の中で紹介した昆虫にも出遭えましたし、ヤエヤマイチモンジの美しい金色の蛹も初めて見ることが出来ました。午前中の講演会よりも少ない参加者でしたが、やはり多くの目で探すと、いろいろな発見があり、講師の私のほうが勉強をさせて貰ったような気分になりました。


ヤエヤマイチモンジの蛹
Ricoh Caplio GX8


石垣島での講演会(後藤岳二さん撮影)
Ricoh Caplio GX8
2005.10.15

 今日は、石垣島で講演会がありました。9月22日に沖縄本島南部の南風原町で行われた、おきなわ県民カレッジ主催講座の八重山編です。
 これまで講演というと「山原の自然」のテーマで行うことが多かったのですが、今回初めて「八重山の自然」をテーマにしました。今年から集中的に通い続けている八重山諸島の取材の成果の第一段階でのまとめのようなものです。
 直前まで、使用する写真のレタッチ、並べる順番などの作業をしていて、本番でスムースに話すことが出来るか、一抹の不安はあったのですが、いつもと大差なく講演を終えることが出来、ほっとしました。休日の朝からの講演でしたが、熱心な参加者の皆さんと充実した時間を持つことが出来ました。

2005.10.15

 パプアニューギニア、レイ市にお住まいの及川義明さんと東京の糸崎公朗さんと3人で、「第一回 世界の自然写真展 レイ−沖縄−東京」を開催しています。 会場はレイ市で年一回開催される「モロベショー」と呼ばれる祭典です。主催はパプアニューギニア森林研究所で、会期は10月15-16日です。
 開催主旨の解説を転載しておきます。「 私たちは、身近なフィールドで自然をテーマに写真を撮ってきました。そして多くの方に自然に親しみ大切にしてもらいたいと考えています。私たちはその為に写真展をしたいと考えました。なぜなら写真を通して私たちの考えを伝える事ができると考えています。私たちは日本人ですが、それぞれ離れた場所に住んでいます。しかし、インターネットで知り合い、遠く離れていても協力して今日の写真展を開く事ができました。」
 「よろしければ、会場に足をお運びください。」とも簡単に言えませんが、初めての海外での写真展です。


パプアニューギニアでの合同写真展(及川義明さん撮影)


マイレージカード
Ricoh Caplio GX8
2005.10.13

 今年に入り、頻繁な八重山諸島通いを繰り返していたら、今日、このようなカードが航空会社から届きました。
 いろいろなサービス特典が受けられるのですが、この種のカードで最低ランクなので、大した内容ではなく、マイルが5割増しで溜まるとか、空席待ちが優先されるの2点くらいしか実用になりそうもありません。
 4段階のうち、この上のランクからが本格的なサービスという印象です。その条件をクリアするために、より搭乗頻度に拍車をかけ、さらにこれから先もその特典を失いたくないと思わせる、ある意味巧い商売なのかもしれませんね。

2005.10.12

 一昨日のニトベカズラの花の写真を、皆さんはどのように眺められたのでしょうか?「鮮やかで奇麗!」と思った方もいれば、「いくら何でも派手過ぎ!」と感じられた方もいたことでしょう。
 これは、それぞれお使いのパソコンの環境によってかなり違うものです。モニターの品質や調整具合、経年変化の劣化具合などなど。MacとWinの違いもあるでしょう。さらに意外なことに、インターネット閲覧ソフトでも異なるのです。最も多く使われているのは、InternetExplorerだと思いますが、これは結構地味だったりします。MacOSX標準のSafariだと結構派手なんです。
 ホームページに載せる写真は、まずPhotoshopで加工します。このときにちょうどよいと思われる色調に調整するのですが、次の段階のweb用に保存という操作をすると、jpeg圧縮されかなり地味になり、ガッカリしたりします。これをホームページ製作ソフトのGoLiveで開く段階では、それ程イメージは変わりません。そして、データをアップしてインターネット経由で、見るとまた印象が違ってきます。web用に保存の段階で地味になってしまった写真が、Safariで見ると、Photoshop段階の派手さを取り戻し、ほっとしたりするのですが、一昨日のニトベカズラは、ちょっと派手に見え過ぎて、InternetExplorerでちょうどよいくらいでした。さて、今日のアップで捉えたニトベカズラの花はどのように見えているでしょうか?


ニトベカズラ花
Ricoh Caplio GX8


虫の眼レンズテスト撮影
NikonD2X Original Insecteye-Lens Speedlight
2005.10.11

 一昨日、手持ちのパーツで組立ててみた「虫の眼レンズ」の拡大用レンズを別の物に取り替えてみました。前回は、ボディとレンズの相性が悪く、絞り機能が働いていなかったので、シャープ感に乏しかったのですが、今回はその問題も解消され、かなりシャープな映像が得られました。
 先に購入した市販の「虫の眼レンズ」と比べると、セット全体のボリュームは大差ありませんが、その半分を占めているのは、いつも持ち歩いている望遠マクロレンズなのです。と言うことは、あと残りのパーツを持ち歩けば、これまでのセットよりも、機材全体ではコンパクトで軽量化出来ます。
 まだ実用化には、いくつかの問題が残されていますが、もう少し厳密な画質の比較などをし、実際のフィールドでの使用の適否を判断することにしましょう。

2005.10.10

 今年は、八重山通いが続いていて、メインフィールドの山原(やんばる=沖縄本島北部)に行く機会が激減しています。今日は、久しぶりにTVの特番収録のために山原を訪れました。オオシマゼミやクロイワツクツクの大合唱の中、秋の使者サシバの姿も今年初めて見ました。
 そんな秋の深まる山原で眼を引きつけられたのは、意外にも集落に植えられた栽培植物たちの花々です。夏の陽射しの中でちょっと元気を失っていた植物たちも、秋の訪れとともに元気を取り戻したかのようです。
 特に、紅色の花をふんだんに着けたニトベカズラ(アサヒカズラ)が秋の青空に映えます。これまでにもここで何度か紹介したと思いますが、何度見ても、この紅色と黄緑色の葉と青空の組合わせは、飽きることがありません。


ニトベカズラ
Ricoh Caplio GX8


虫の眼レンズテスト撮影
NikonD2X Original Insecteye-Lens Speedlight
2005.10.9

 7月に購入した「虫の眼レンズ」ですが、性能はともかく、決して操作性のよい機材ではありません。私も参加しているある掲示板でも、いろいろなレンズを組合わせ、試行錯誤でオリジナルの虫の眼レンズを造られている方が何人もいらっしゃいます。
 そのひとつの方法に、監視ビデオカメラ用のレンズの空中像を写真用のレンズで拡大するという方法があります。私の購入した虫の眼レンズも、このビデオカメラ用の空中像を顕微鏡の対物レンズで拡大するという方法を採っています。90mmのマクロレンズに専用クローズアップレンズと2倍のテレコンバーターを組合わせ、合計5倍の撮影倍率で、ビデオカメラレンズの空中像を捉えています。
 まだ、完全にレンズを固定していないので、レンズを振り回すことも出来ず、昆虫のフィギュアでテスト撮影をしてみました。その結果は、ピントの深さは申し分ないのですが、全体にフレアがかかったような、やや甘い画像が得られました。しかし、それ程悪い画質でもありません。その後、マクロレンズの絞り機能が作動していないことが判り、2段程絞り込むとかなりフレアが軽減され画像がシャープになることが確認出来ました。この問題を解決すれば、より高性能になるでしょう。さて、購入した虫の眼レンズと比較した場合、操作性は悪くないのですが、太く重くなっています。さて、どちらの方式が実用的なのか、これからしっかり見極めたいと思います。

2005.10.8

 フラットベッドスキャナーを買い換えました。これまでの機種の最高解像度は3200dpi、新機種は4800dpi。現在使用しているフィルム専用スキャナーの最高解像度は4000dpiですから、数値の上では超えたことになります。
 これまでも、フィルム専用スキャナーでは対応していなかった4X5版のスキャニングは、フラットベッド機で行っていましたが、35mm版となると、やはりフィルム専用機に一日の長がありました。しかし、徐々にその性能を向上させてきたフラットベッド機の実力を、今後じっくりと見ていきたいと思います。
 純粋な性能以前に、フィルム専用スキャナーのハイエンド機の8分の1程度の価格で買えてしまうコストパフォーマンスにおいて、既に圧倒的な存在なのですから、興味は尽きません。


EPSON GTX-800
Ricoh Caplio GX8



Ricoh Caplio GX8
2005.10.7

 夕方、車を走らせていると、何となく虹の出そうな光線状態だなぁと感じました。すると、進行方向の右手の視界を遮っていた斜面が切れた途端、本当に虹が眼に飛び込んできました。
 慌てて、車を路肩に寄せ、数枚のシャッターを切りました。こういうときは、躊躇せずに思いきって邪魔にならないところに車を停める決断が必要です。何処かいい場所はないかと、迷いながら車を走らせていると、結局タイミングとロケーションを逃して、撮影しないで終わってしまうことが多いのです。
 カメラをしまい、車を発進させながら、1カ月程前、この写真を撮影したのとあまり離れていない高速道路上で、珍しい彩雲を眼にしたのですが、駐停車禁止故に、撮り逃がしてしまったことを思い出しました。

2005.10.6

 今日は、「全国公平委員会連合会九州支部」の総会で講演を担当しました。公平委員会というのはあまり聞き慣れませんが、市町村職員対象の人事院のような機関なのだそうです。九州各地からお集りになった200名程の委員の皆さんに、沖縄・山原(やんばる=沖縄本島北部)の自然を知って貰おうと、100枚の写真を使って1時間余りの講演となりました。
 その後の懇親会までの時間に、私のDVDビデオ「奇跡の森」の上映と販売も行って頂き、なかなか有意義な時間を持つことが出来ました。


「奇跡の森」上映
Ricoh Caplio GX8


ミズヒキ
Ricoh Caplio GX8
2005.10.5

 東京を発つ今日、生憎の雨降りとなりました。ちょっと肌寒い、それでいてまだ外に出ると蚊の襲来を受ける、そんな気候です。
 雨と蚊に悩まされながらシャッターを切ったのが、ミズヒキの花。雨滴が付き、なかなか魅力的な被写体なのですが、蚊と雨に加えて、光量も少なく、思うような絵には巧く出来ません。やはり南国の光線の下で撮影をする方が、性に合っているのかもしれません。一方で、温帯の季節感にも憧れるのですけれどね。

2005.10.3

 一昨日の赤トンボもそうですが、中学高校時代に実家の庭で昆虫写真を撮影していたときとは、身近に見られる昆虫の種類が違うように思えます。
 その当時、ツマグロヒョウモンは見た記憶がありません。それが、今日の出がけに雌を1頭、帰りに雄を2頭と、偶然ではない数に出遭いました。これも、何処か温暖化の影響なのでしょうか?
 また、ツマグロヒョウモンの雌成虫は、カバマダラなどの毒蝶に擬態していると言われていますが、沖縄などとは違い、東京では、その擬態のモデルが存在しないのも不思議なことです。


ツマグロヒョウモン雄
Ricoh Caplio GX8 Wide-conversionLens


イチモンジセセリ
Ricoh Caplio GX8
2005.10.3

 昼前に、実家の近くを散歩していみると、サルビアの花に、顔を埋めるようにしてとまっているイチモンジセセリに出遭いました。
 最初は、遠くからそっと、その後少しずつ近づきながら撮影し続け、最後は、レンズに触れるくらいまで接近しました。それでも、全く警戒する素振りも逃げる気配もありません。
 もしかして、クモにでも捕食されているのかと心配になり、指先でちょっと突いてみると、やっと面倒くさそうに、花から顔を抜き、隣の葉に移動しました。それでも、遠くに移動するのも面倒なのか、そのまましばらくじっとしていました。昆虫の世界でも、食欲の秋なのでしょうかね?

2005.10.2

 今日の夕方、出かけようとして空を見上げると、そこにはちょっと魅力的な夕焼け空が広がっていました。東京で見る夕焼けもなかなかのものだと、待ち合わせ時間を気にしながら、数枚のシャッターを切りました。
 沖縄生活の長い身には、これが夏らしい夕焼けなのか秋らしい夕焼けなのか、ちょっと判断に迷います。しかし、今日の東京の気温は確実に夏でした。日中だけならまだしも、夜になっても気温が下がらず、あまり沖縄と変わらないような気がします。
 一方、沖縄ではまたひとつ台風が通過しました。秋の台風は、過ぎ去る毎に秋らしさが深まっていくものですが、その生活に戻る日が近づいてきました。


夕焼け空
Ricoh Caplio GX8


アキアカネ?
Ricoh Caplio GX8
2005.10.1

 打ち合わせのため、数日間東京にいます。まだ、ツクツクボウシの鳴き声が秋風に乗って聞こえてきたり、秋と夏の名残が同居しているような季節です。
 南島漂流記の東京編の題材探しに実家の近くを歩いてみると、1匹の赤トンボに出遭いました。さて、何という種でしょうか?中学、高校時代に実家の庭で昆虫の写真を撮っていたときにも、そう言えばアカトンボの類いには一度もレンズを向けた記憶がなく、さっぱり種名が判りません。
 沖縄にも、ショウジョウトンボ、ベニトンボ、オオハラビロトンボなど、成熟雄がかなり見事な赤色に変身する種がいます。しかし、トンボに五月蝿い人に言わせると、赤トンボとはアカネのなかまを指すため、沖縄には赤トンボはいないのだと言います。そんな屁理屈を振り回すよりも、奇麗な赤色を楽しむほうが大切なのじゃないかと思ったりもします。

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