南島漂流記
2005年6月前
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2005.6.15

 パソコン用モニターを買い換えました。今回は、サイズの変更ではありません。表示される色の範囲が、より広いAdobeRGB対応モニター(MITSUBISHI RDF225WG)という機種です。
 一見して、グリーン系やブルー系の色彩の鮮やかなのが判ります。自然の中で撮影した写真は、植物や空や海の占める部分が多いですから、今後の画像調整に活躍してくれそうです。
 一方で、心配もありました。発注してから、雑誌の評価記事を検索したところ、「輝度が低い」「残光時間が長く動画再生には不向き」という内容が気になりました。しかし、実際に使ってみると、これまでの機種と比べても実用上問題は感じられず、ひと安心です。
 また、本日からこのご覧頂いている「デジタル南島通信」サイトを新たなサーバーに移転しました。最大の理由は、これまではアップ出来るデータ容量に制限があり、そろそろ限界だったのです。これからは、かなり余裕があるため、大きなサイズの写真の掲示や新たなコンテンツの展開も可能です。そのため、今日からこの「南島漂流記」の写真サイズも少し大きくしてみました。
 そのため、大変ご面倒ですが、これまで皆さんに登録して頂いていた「お気に入り」「ブックマーク」「リンク」などのURLの変更作業をお願いします。


AdobeRGB対応モニター
Ricoh Caplio GX8


ビワの木
Ricoh Caplio GX8
2005.6.13 

 梅雨入りした東京ですが、雨らしい雨が降ったのは1日だけ。昨日も今日も、まるで夏のような陽射しが空から降り注いでいます。
 東京が梅雨入りする頃に、それに連動するかのように沖縄の梅雨が明けるものですが、東京がこの好天では沖縄で大雨が降っているのも不思議ではありません。
 今日の昼間、急に入った打ち合わせのために都心まで出かけました。靖国神社近くの交差点で信号待ちの間にふと夏空を見上げると、ビワの大木のたわわな実が目に入ってきました。ビワの実と言えば、沖縄では3月頃のまだ肌寒い頃、東京では梅雨の頃のイメージなので、ちょっと不思議な光景でした。さて、今晩からは、既にビワの季節はとうに過ぎ去った沖縄の生活に戻ります。

2005.6.12 

 今日は、所属している日本自然科学写真協会(SSP)の総会並びにデジタル技術講習会が開かれました。その後、SSP大賞(公募写真賞)の表彰式、懇親会と濃密な一日でした。
 技術講習会では、パネラーのひとりとして、解説と作品説明などを担当しました。写真は、講習会の冒頭に挨拶される海野和男副会長。
 ※実は、この写真はデジタル写真の利便性のひとつの即時性をアピールするために、会場で講習会の最中にデータをアップして参加者の皆さんに見て頂こうとしたのですが、生憎、会場のパネラー席がカード型通信PHSの圏外だったので、果たせませんでした。その後の、懇親会の二次会の折にアップしたものです。


SSPデジタル技術講習会
Ricoh Caplio GX8 Wide-conversion lens


「墨田の花火」
Ricoh Caplio GX8
2005.6.11

 昨日に続いてアジサイの花です。東京の実家の庭には、今、3種類のアジサイが咲いています。2種類は、普通に見られるアジサイとガクアジサイなのですが、残りの1種類は見慣れない種類です。花の構造からすると、ガクアジサイに近い種類のようなのですが、恐らく初めて見る花だと思います。
 母に訊いてみると「墨田の花火」という品種だと教えてくれました。最初は意外な名前に聞こえたのですが、花の姿を眺めていると、打ち上げ花火の花の開いた瞬間をイメージさせてくれます。一度、そう見えると、なかなかのネーミングではないかと、えらく納得したのでした。そして、決して名前負けしていない、その姿もいいですね。

2005.6.10

 昨夜、遅くに東京に出て来ました。その途端に関東・甲信地方の梅雨入り宣言です。梅雨の沖縄から出て来た先でさらに梅雨入り宣言とは、まるで梅雨に付きまとわれているかのようです。
 東京の実家の庭では、梅雨の季節を代表するアジサイの仲間達が満開です。子供の頃から、アジサイに比べて地味な印象のガクアジサイの花なのですが、昆虫達にはこちらのほうが人気のようです。ヒラタアブやハナバチが、次々と訪れます。
 1匹のヒラタアブに近づき撮影したところ、ガクアジサイの花の中央がアップで写し出されました。これが、なかなかの美しさで、華やかなアジサイの花よりも、味わい深い存在であることに気付かされました。


ガクアジサイとヒラタアブ
Ricoh Caplio GX8


カシワマイマイ雌
NikonD2X Tamron90/2.8 Speedlight
2005.6.7

 久しぶりに琉球大学の資料館を訪れてみると、カンヒザクラの葉陰で1頭のカシワマイマイの雌が羽化しているのに出会いました。
 白地に黒色の木目模様がある地味な蛾のイメージがあったのですが、羽化直後は翅の縁や脚の一部が桃色を帯びていて、なかなかの美しさなのを知りました。
 図鑑によると本土では普通種なのが、沖縄では限られた地域だけにしか見られないと記してあります。そう言えば、このサクラの周辺に植えられているモモタマナに、ある時期たくさんのマイマイガの幼虫が発生したのを思い出しました。そのときは、種名まで判らなかったのですが、どうやらこのカシワマイマイだったようです。

2005.6.6

 数日続いた梅雨の晴れ間も今日の午前中まででした。しかし、何となく、間もなく梅雨末期の大雨が降った後に、梅雨明けがやって来そうな気がします。
 梅雨の季節を代表するイジュの花は、雨に打たれた姿が印象的です。しかし、今日のような晴れ間に、青空バックで見る、白と黄色の花はなかなかコントラストを放っていました。晴れ間に見るイジュの花も意外と見応えのある存在なのだと、改めて見直しました。


イジュの花
NikonD2X VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED PL-Filter


ヒメハブ
NikonD2X DX Nikkor10.5/2.8 Speedlight
2005.6.5

 今日は2度も足下のヒメハブに気付かずに、危ない思いをしました。
 1回目は、林道脇で用を足そうと思い、狙いを定め「さぁ」というときにその狙いの先に小さなヒメハブがトグロを巻いているのに気付いたのです。思わず、そのままの体勢で後ろに飛び退いてしまいました・・・
 そんな驚きも覚めきらぬうちに、林道脇の湧き水の滴る苔むした岩のある環境で、リュウキュウトゲオトンボのビデオ撮影を始めました。いろいろと設定を変え、20〜30分も撮影したでしょうか?次に、魚眼レンズで環境を入れたトンボのスチル撮影をしようと思い、再度その場所に近づいたとき足下から垂直の岩に向かい、今度は大きなヒメハブが登り始めたのです。最初から、足下の落ち葉の積もったところは、「如何にもいそうだな?」とは思っていたのですが、結局気付かずに、すぐ近くで撮影を続けていたのです。
 かなりゾっとしましたが、ただ驚いただけでは癪なので、そのときトンボ用に用意した魚眼レンズでヒメハブを撮影してみました。魚眼レンズは被写体にかなり接近する必要があるので、三脚の先端にカメラを取り付けケーブルレリーズでシャッターを切りました。ニコンD2Xの画面中心部だけを使うクロップモードで撮影し、その後、画像ソフトで魚眼レンズ特有の歪みを補正し、超広角レンズ風の画像に変換してみました。

2005.6.5

 購入から3週間程になるニコンD2Xですが、まだ試していない機能があります。全体の1240万画素のうち680万画素だけを使用する代わり、秒8コマのシャッターが切れる機能です。
 好天続きの山原(やんばる=沖縄本島北部)で、このところ成虫の姿が見られるようになってきた、カラスヤンマを被写体に選んでみました。地上から数メートルの高さの開けた場所を行ったり来たりパトロール飛行を繰り返しています。その下に立ち、ちょうど近づいたときに、連写するのです。
 その結果、最もシャープに写っていたのが、このカットです。面積にして2分の1くらいにトリミングしてありますが、なかなかのシャープさです。おまけに、トンボのほうもこちらを意識して、頭部をひねってレンズを見ているのには驚きです。
 さて、連写の威力はというと、スチルカメラを持ったときは、一番よいと思った瞬間にシャッターを切る癖が災いして、どれも1枚目が最もよいカットでその後のカットは、ピントが外れていたり画面からはみ出したりと、余り恩恵は感じられませんでした。これからは、連写のときはビデオカメラを待ったつもりで、臨まなければいけないようです。


カラスヤンマ雌
NikonD2X Tamron90/2.8Macro


ヒカゲヘゴ
NikonD2X DX Nikkor10.5/2.8
2005.6.4

 このところ、梅雨の晴れ間が覗く頻度が高くなってきました。今日も、心地よい陽射しが森の樹々に降り注いでいました。そんな中、雨の中では余り気に留めないヒカゲヘゴの前で車を停め、数枚のシャッターを切りました。
 前にも何度か触れましたが、この木生シダこそ、亜熱帯の森らしさを最も感じさせてくれる存在です。樹冠に大きく広がる葉も特徴ですが、幹の模様も目を引きます。まるで、野球ボールの縫い目模様を思わせる葉柄の落ちた痕が規則正しく並んでいる不思議な模様です。
 梅雨に濡れた姿の似合う樹もあれば、その反対もあります。亜熱帯の鋭い陽射しを浴びて映える樹の代表が、このヒカゲヘゴではないでしょうか?

2005.6.1

 以前からちょっと気になっている植物にギランイヌビワがあります。このように、幹に直接実の付くイヌビワがすべてギランイヌビワだと思っていたのですが、よく観察してみると、ちょっと異なるバリエーションが存在するのです。
 ひとつは、この写真のように実に皺がなく果柄が長いタイプ。もうひとつは、果柄が短く実に皺があるタイプ。未だに、どちらが本当のギランイヌビワなのかよく判りません・・・
 それから、「ギラン」の語源は何でしょうか?「擬乱」?「偽卵」?真相の情報をお待ちしています。
※その後、数名の方から情報をお寄せ頂きました。この実がギランイヌビワであることは間違いないようですが、皺のあるもうひとつのバリエーションがどうなのかは、まだよく判りません。それには、その写真を撮影しアップしなければなりませんね。
 「ギラン」の語源は台湾の地名だそうですが、その漢字は不明です。情報ありがとうございました。
※※ギランは「宜蘭」と書くのだそうです。
※※※実に皺のある種は「アカメイヌビワ」のようです。


ギランイヌビワ?
NikonD2X VR Nikkor80-400/4.5-5.6ED

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