南島漂流記
2005年4月後
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リュウキュウベニイトトンボ
Ricoh Caplio GX8
2005.4.30

 昨日、リコーの新機種Caplio GX8で撮影し、糸崎公朗さんのサイトの自然掲示板に投稿した写真です。上のノートリミングの写真は、糸崎さんのサイトのもののほうが大きく表示されているのですが、掲示板のために何れ消えてしまいます。
 ズームレンズの広角端、35mm換算で28mm相当の画角で、レンズ先端から10cm程度まで近付いて撮影しています。絞りは、3段階しかないのですが、開放と最小の中間のF4.7、感度はISO200に上げています。生憎の曇空で、本来ならば、感度を上げずに、絞りも最小のF8.1まで絞り、背景をもっとシャープに写したかったのですが・・・しかし、解像度はこの中間絞りのほうがよいはずです。下の写真は、ピクセル等倍表示したものをトリミングしてあります。体長40mm程のリュウキュウベニイトトンボの脚の剛毛までが解像されていて、なかなかの描写能力だと思います。長さ比で、全体の8.75分の1が表示されている計算になります。
 CCDのサイズはそのまま(1/1.8インチ)に、画素数を513万から824万まで、約6割増やしているので、その弊害も懸念されますが、こうして見る限りでは、GXに比べて劣っている要素はほとんど感じられません。これならば、高画素化による恩恵を充分に享受出来るでしょう。
 この撮影で、池の畔の地面に腹ばいになったので、すっかり服に泥や砂が付いてしまいました。カメラの背面の液晶モニタの角度が変えられればと、これまでのGXでも何度か思ったのですが、この機能を横位置だけなく縦位置にも対応させると、大型化してしまうことでしょう。既に初代のGXで完成度は高かったものの細部を丁寧に手直した良さが、それでは失われてしまいます。バリアングルモニター機構と25〜105mmズームレンズ(X0.7ワイコン装着で18mm相当画角)搭載の夢のカメラは、何れ別の機種で実現して貰ったほうがよいのかもしれません。

2005.4.29

 これまで愛用してきたリコーのコンパクトデジカメ、キャプリオGXの後継機種が発表されました。発売は5月20日ですが、メーカーから試作機を提供頂き、いち早く使う機会に恵まれました。
 紛れもない新製品なのですが、外観はボディ前面のGX8と8.2MEGA PIXELSという表示がある以外は何も変わっていません。カタログデータ上でも、画素数がGXの513万画素から824万画素に変わったくらいしか目立ちません。しかし実際には、これまで弱点とされてきた部分が、細かく手直しされているのです。現代の製品市場でよくある見た目の派手な新機能は盛り込まれていませんが、「地味だけど丁寧な改良」に却って好感が持てます。
 具体的な改良点で最も評価出来るのが、接写時のAF能力の向上です。とても接写能力の高い機種だったのに、これまでAFではピントの合わないことも多く、マニュアルに切り換えてピントを合わせている間に被写体に逃げられてしまうことも度々でした。それが、今回の改良で迷いなく、かなりの確率でピントが合うようになりました。また、コントラストの低い被写体にもよく合います。これでチャンスを逃すことが減少するに違いありません。
 他にも、データ書込み速度の向上。外付けストロボ単独での発光可などの変更点がありますが、これまでも好評だったワイドコンバージョンレンズや充電式バッテリーもそのまま使える点も、当たり前ですが嬉しいことです。さらに、今回はケーブルレリーズが使えるようになったそうで、これも接写などには重宝しそうです。
 画素数の大幅増加によるメリット、デメリットが気になるところですが、数10カットの試写段階では、その細密な描写に驚嘆しました。大版プリントや雑誌の見開きなどで使ってみたい気にさせられます。その実力は、Web上の小さな画像では再現出来ないのが残念ですが、これから徐々に作品を紹介していきたいと思います。


リコーキャプリオGX8(左)とGX
Ricoh Caplio GX


テントからテントを狙う
Ricoh Caplio GX
2005.4.28

 今回もまた、イリオモテヤマネコにフラれてしまいました・・・。
 ところが、実は惜しいチャンスがあったのです。4月13日にピンボケのネコが写っていた地点の近くの林道に横切りそうなポイントがあったので、そこに撮影用の迷彩テントを張って待伏せをしたのです。しかし、その日は現れず宿に引き上げました。翌早朝暗いうちに再びテントに戻ってみると、何やら強烈に臭いのです。どうやら、深夜にヤマネコがやって来て、尿によるマーキングをしたらしいのです。これは、少なくともテントを警戒しているよりも興味を持っている証拠です。
 これはチャンスとばかり、さらにその後方にもうひとつ撮影用の迷彩テントを張って、夜間、早朝と4日間待伏せたのですが、ついに現れず仕舞いでした。マーキングされた翌日に大雨が降り、臭いの効果が薄くなったのも災いしたのでしょうかねぇ?

2005.4.25

 今日足を踏み入れたマングローブ林では、夥しい数の巻貝が地上を這い回っていました。これは、日本最大のウミニナであるキバウミニナという種なのです。殻の長さは10cmを超える大きさです。
 かなりの数がいて、水中や地上をゆっくり移動しているのですが、その姿を撮影しようと近付くと、皆、殻の中に閉じこもってしまい、ただの貝殻のようにしか見えなくなるのです。何度も、同じ失敗を繰り返しながら、黄色い落葉の上に乗っている個体に近付きました。すると、この個体は10cmくらいまで接近しても、隠れることをしません。よく見ると、その黄色い落葉を無心に食べているところだったのです。警戒心よりも食い意地のほうが勝っていたようです。でも、このような個体を馬鹿にしてはいけません。このような個体に助けられて、撮影が巧くいくことが多いのですから。
※これはキバウミニナではなくオカヤドカリではないか?とのお問い合わせがありましたが、このような行動を採るのがキバウミニナなのです。ちなみに、左後に小さく写っているのが、キバウミニナの殻を借りたオカヤドカリです。


キバウミニナ
Ricoh Caplio GX Speedlight


FRP製の小舟
Ricoh Caplio GX
2005.4.25

 偶然に、とても懐かしい物を見つけてしまいました。西表島のあるマングローブ林に足を踏み入れたところ、25年程前に一度乗ったこのある小舟の残骸に出会ったのです。
 そんな以前の一度だけ乗った舟が判るのも不思議なことですが、確かに間違いないと思います。琉球大学に入学した直後の私は、学長経験もある沖縄動物学のパイオニアのような先生に同行して西表島を訪れたのです。西表島には、琉球大学の研究施設もあり、宿泊も出来るのですが、その日の夜は先生の馴染みの民宿に泊まったのです。そして翌朝、この小舟に乗って、沖縄では最大の落差のあるピナイサーラの滝の下まで渡して貰ったのでした。
 この小舟はFRP製なのですが、その構造はくり舟そのままを再現したような、不思議なものでした。しかも、現在のような奇麗な塗装もされずに、材料剥き出しのようなものでした。その乗せて貰った小舟のことは覚えてましたが、デティールまでは覚えていませんでした。ところが、今日、偶然に25年近く前の日に乗った舟のデティールの数々が突然蘇ってきたのです。何とも不思議な体験でした。

2005.4.22

 今日は、クロイワカワトンボを撮影してみました。山原(やんばる=沖縄本島北部)などに生息するリュウキュウハグロトンボの八重山諸島の置換種だと言われていますが、リュウキュウハグロトンボに比べると遥かに地味な印象です。しかし、ほとんど黒に近い体色は却って精悍な印象も感じられます。
 リュウキュウハグロトンボというと、好みの種で、特に翅(はね)を開いた瞬間の正面の姿を狙って度々レンズを向けてきました。クロイワカワトンボのこのポーズは、まだ撮影したことがないので、今日はそこを狙ってみました。しかし、すぐに逃げるし、なかなか正面から近付かせてくれません。やっと慣れてきたのか、狙いのアングルにはなったのですが、リュウキュウハグロトンボ同様になかなか翅を開いてはくれません。
 痺れを切らした頃に、突然頻繁に翅の開閉を始めたのです。初めは何故か不思議だったのですが、すぐにその理由が判りました。画面右隅に写っているザトウムシの脚が翅に触って、それを嫌がっての行動だったのです。


クロイワカワトンボ雌
NikonD1X Tamron18-200/3.5-6.3 Speedlight


ETC
Ricoh Caplio GX
2005.4.18

 普段、沖縄本島で乗っている車にETCを取り付けました。と言っても、特に必要を感じた訳ではなく、仕方なくなのです。いつもなら、新しい機械を買った喜びがあるのですが、何となく買わされた気分です。
 と言うのも、沖縄自動車道(高速道路)の回数券の販売が3月末で、使用も8月末で打切られるためです。各所で販売されていた100回券の回数券のバラ売りを利用すると2割引となるので、これが通常では最も割引率の高い利用方法だったのです。
 しかし、これに代わる割引率となると、ETCしかないようです。今回の出費が約1万5千円。利用時間帯によっては、半額の割引も適用されて回数券やハイウェイカードよりも割安と強調されていますが、山原(やんばる=沖縄本島北部)への行帰りにはほとんど通行しない時間帯が対象のようです。あるいは、プリペイド方式による割引やマイレージ制度もあるようですが、やはりこれまでの回数券が最も簡単かつ高割引です。現状での最大の利点は、料金所の通過の利便性ですが、これも何れ利用者数の増加によってそれも薄らいでいくのでしょう。

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