南島漂流記
2005年2月前
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2005.2.14

 なんとも物騒な植物を見つけました。枝でも茎でもなく、葉の主脈上に棘が並んでいるのです。それも、かなり鋭いものが。何故、今まで気付かなかったのか不思議です。
 種名は、何と言うのでしょう?どのような理由でこのような場所に棘が配置される適応をしたのでしょうか?
 この不思議な姿を眺めながら、馬鹿な想像をしてしまいました。至る処に、この植物が繁っていたら、おちおち茂みに分け入ったり、腰を下ろしたり出来ませんねぇ。さらに、この植物ばかりだったら、雉撃ちのときのペーパー代わりの葉に困るでしょうねぇ・・・
 ※その後、糸崎公朗さんのサイトにこの写真を投稿したところ、雅さんという方から、「テリバザンショウでは?」とご教示頂きました。この棘は、成木になるとなくなる可能性があるようです。


テリバザンショウ
Ricoh Caplio GX


ダイダイガサの幼菌
Ricoh Caplio GX
2005.2.13

 1月31日と今月6日に、ここで紹介したダイダイガサというキノコですが、その後キノコらしい姿のものは消えてしまっていました。ところが、今日同じ場所を観察してみると、再び、幼菌が現れていました。
 この状態が正に、最初に見つけたときと同じです。前回は、たったひとつだけでしたが、今回はその周辺に4個程見つけました。ということは、あと2週間前後すると、またあのオレンジ色のキノコの姿が見られるようになるのでしょう。今回は、散った花のパーツと間違えることなく、生長の過程を観察することが出来そうです。

2005.2.11

 アカメガシワの葉の上で、シャクガの幼虫を見つけました。種名は、例によって「?」ですが、ちょっと面白い模様と色彩をしています。ややくすんだ緑色と紅色。その近くにあるアカメガシワの新葉に何か関連ある紅色なのかもしれません。
 たまたま、このとき見つけたのが、あまり相応しい状況ではなかったのかもしれませんが、あるいは、精巧な擬態をしている種なのかもしれません。そして、それがアカメガシワの紅色の新葉の見られる時期に、シンクロして成長する種であれば、なお一層興味深いのですが。
 そう思って、近くを探してみたのですが、残念ながら、そのような好例は遭遇することは出来ませんでした。


シャクガの一種の幼虫
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マングローブ林で
Ricoh Caplio GX
2005.2.10

 マングローブの群落を眺めていると、とても心休まる風景に感じます。しかし、暗褐色の幹と気根、黄色の落葉と緑の葉と、色彩的には地味な世界です。
 そのような景色の広がる流れの畔に腰掛けて休んでいると、鮮やかな赤色が流れてきました。オヒルギの花のようです。正確には、蕚(がく)の部分でしょうか?そう言えば、マングローブ林に中には、このような鮮やかな色も含まれていたのを思い出しました。
 まとまって流れてきたなら、そうでもなかったのでしょうけど、たったひとつだけ流れてきた光景にちょっと意外性を感じました。流されて遠ざかっていく、花を追い掛けながら、シャッターを押したのですが、カメラは花にはではなく、水面に映っているマングローブの枝葉にピントを合わせてしまいました。

2005.2.8

 このところ、林道を歩いていると叢から鮮やかな蛾の飛び立つのが、目に付くようになってきました。それが、このオビベニホシシャクです。
 ほとんど、このように葉の裏にとまっているので、歩いている人間の目線からでは見えません。そのために、近付くと、急に驚いて茂みから飛び立つことになるのです。そして、その色彩が緑とは補色に近いオレンジ色なので、結構目を引くのです。
 それにしても、不思議な生態です。まるでコウモリのように逆さにぶら下がる理由は何でしょう?このように、目立ち難い場所にとまっているのに、目立つ色彩をしているのは何故でしょう?あるいは逆に、目立つ色彩をしているから、目立ち難いとまり方をするのでしょうか?サツマニシキやオキナワルリチラシなど、目立つ色彩で日中に訪花、吸蜜するような蛾には毒がありますが、そのような生活史ではないようです。どのような理由で目立つ色彩なのでしょう?


オビベニホシシャク
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鮮やかな芽吹き
Ricoh Caplio GX
2005.2.7

 今日は林道を歩いていて、鮮やかな芽吹きを見つけました。一見、タブノキかと思いましたが、葉の形が違うようです。
 何故、この写真を撮影したかは、種名はあまり問題ではないのです。沖縄では少ないですが、樹木には、散り際に見事に紅葉するものがあります。一方で、このように目を見張るような鮮やかな芽生えを見せるものもあります。その間の多くの時間は、まるで正反対の緑色をしているのに何故でしょう。例えば、何か有毒なことをアピールする警告色のような、特別な理由があるのでしょうか?あるいは、生理的な理由で仕方なく、このような色彩の時期を経るのでしょうか?さらに、このような色彩を見せるのは、草本よりも木本に多いのも不思議に思えます。

2005.2.6

 1月31日に紹介した菌類らしい物体を、1週間ぶりに見に行きました。すると、やはり菌類であったことを証明するような姿に変身していました。
 また、その間に糸崎公朗さんのサイトの自然観察掲示板に、1月31日時点の写真を投稿してみたところ、小橋さんという方がダイダイガサの幼菌では?というご指摘をくださいました。そして、実際に傘の開いた状態は、正にそれそっくりの姿になりました。
 それにしても、キノコの世界は不思議ですね。幼菌のときからは想像も出来ない姿に変身していました。静的な生活史からは考えられないような、劇的な変化を遂げる種がたくさん知られていますから。


ダイダイガサ
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カエンカズラとカンヒザクラの花
Riccoh Caplio GX
2005.2.4

 TVの仕事のため、久しぶりに沖縄本島で過ごしています。余り天候には恵まれないのですが、一瞬の晴れ間の中、鮮やかなオレンジ色とピンク色が目に飛び込んできました。ちょうど満開になったカエンカズラとカンヒザクラの花です。さらにカエンカズラの葉の緑色と青空が、一層鮮やかさを増しています。亜熱帯の冬ならではの色の組み合せでしょう。もっとも、どちらも外来の栽培種ですが。
 今年のカンヒザクラは例年になく遅咲きだったようです。1月下旬の桜祭りのときには、ピークを過ぎてしまおうとしていることが多かったここ何年かですから、珍しいことです。まだまだ寒い日も戻ってきますが、次第に春の兆しが多く感じられるようになっていくことでしょう。さて、また明日から再び、より春の兆しの強く感じられる西表島です。

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